Hanna Winery & Vineyards / Healdsburg, CA
(過去記事の再アップです。情報のため載せておきます)
「My Chardonnay!といえばここです!」
ワイナリー: Hanna Winery & Vineyards
URL:http://www.hannawinery.com/
訪問日: 2004年10月
(1) ワイナリーの歴史

Hanna(ハナ)Wineryは、Dr. Elians Hanna, M.D.によって1985年に設立されたWinery。ハナ医師は世界的にも有名な現役の心臓外科医。サンフランシスコ在住。The Elias S. Hanna Cardiovascular基金の会長。
ハナ医師はシリアで生まれ、ブドウやオリーブといったものを栽培していた小さな農村で幼少期を過ごす。やがて異国の地にて農業を展開したいという希望を持ち、1950年代(60年代?)に渡米、市民権を得る為自ら志願兵として2度従軍している。ハナ医師が1970年代にRussian River Valleyに12エーカーの土地を購入してからWineryへの道が始まる。尚、Dr. Hannaが社長引退後ワイナリーの経営を担っているのは長女のChristine Hanna(2004年11月現在社長)。
Hanna WineryのSignature Wineは、Cabernet SauvignonとMerlot。Cabernetに使用されるブドウは、マヤカマス山脈の頂上にあるBismark Ranchブドウ園にて栽培されている。そこは石灰の土壌でできた標高1,400〜2,600フィートという高度。勾配の急な斜面に植えられ、厳しい環境で育てられたブドウの皮は厚く、また枝も伸びず(注:栄養が分散しないように通常は年に2-3回枝切りをする)、通常のブドウと比べて小さめ。代わりに美味しさをブドウに凝縮できるとのこと。
さて、2004年においてWine & Spirits誌は3,740種ものアメリカ産新Release Wineのブラインド・テイスティングを実施した。優れたWineには「American Wineries of the Year」の称号が与えられ、「2004年版・Wine Buyers' Guide」なるものに掲載される。Hanna Wineryは単一畑ワインとしてTop 9社の一つに選ばれた実力を持つ。
(2) Tasting

Tasting RoomはSonoma Countryに2つある。Alexander ValleyとSanta Rosaである。写真はAlexander Valleyのものであり、地中海風デザイン。門をくぐり、車で1分ほど緩い上り坂を登ったところにある。Tastingは無料。上記に記載されているWineは一通り試飲可能。10人いると一杯になってしまうという比較的小さめのTasting Counterは、訪れた人との交流を大切にしたい、という思いからなのかもしれない。
「2003 Sauvignon Blanc」(US$17ドル)は3年連続で「Best White Wine, Sonoma County Harvest Fair」を受賞中。CabrenetもMerlotもどれも美味しいが筆者の心を奪ったのは「2002 Chardonnay」(US$20ドル)。新しいFrench Oak素材が60%使用された樽で、100%樽発酵させたもの。単一畑。「とてもバランスのとれたクリーミーな味」とあり、試飲したとたんにハナ・ワイナリー産Chardonnayの大ファンになってしまった。Healdsburgnにお立ち寄りの際は、Hanna WineryはMustであり、特にChardonnayは文句なしでお勧め。是非一度お試しあれ。
(3) Hanna WineryのCulture

前述したが、Hanna Wineryは非常にアットホームな雰囲気で来客をもてなす。Tastingの案内をして下さったLarryさん(50代前半?)はHanna Wineryで働いて6年。
Wineの知識が豊富で、またとても話上手。この日は筆者もオープンと同時に朝10時から
スタートしたが、Larryさんの話と人柄に引き込まれ、1時間半も滞在することになった。

東京出身という話で盛り上がると、Larryさんがあるエピソードを紹介してくれた。Larryさんが一人で接客をしていたある日、観光バスがのりつけ、22人日本人がやってきた。しかも全員スーツにネクタイという姿。Larryさんはこの人数を一人で接客するのかと思い、困ったそう。22人が全員Tasting Roomに入ると、3人が前に出てきて、22人全員で試飲したいと言った。「グラスをずらっと22個並べとにかく注ぎまくったね」とLarryさん。途中、カタコトの外国語が聞き取れた。「オイシイ」。でもLarryさんには何を言っているのかさっぱり分からない。Chardonnayの試飲では、皆一様に「トテモオイシイ」と話しているのが聴こえてくる、。最後まで試飲が終わると、その3人の代表らしき日本人が歩みより、「サンキュー」と一言告げて、22人全員ともバスで帰ってしまった。「22人を1人で対応して、数種類も試飲させたのに、誰一人としてワインを1本も購入しなかったんだよ、1本もだよ?!」
そして話は続く。その事件から1週間後、ある3人の日本人が今度はレンタカーに乗ってやってきた。Larryさんはその3人の顔をもちろん覚えていた。例の1本も購入をしなかった22人の代表である。3人はLarryさんに名刺を差し出して言った。「先日は試飲させて頂きありがとうございました。前回は1本も購入しませんでしたが、今日はHanna WineryからChardonnayを1,000ケース購入したく参りました。また、弊社と供給契約を結んで頂きたい思っております」と。
後で判明したのだが、例の22名は日本の有名な航空会社の方々で、ファーストクラスでサーブできるWineを探しに、SonomaのWinery巡りをしていたという。色々なWineryを巡り、やはりHanna WineryのChardonnayが最終的にも「トテモオイシイ!」となり、1,000ケース購入どころか、供給契約も結ぶことになったとの事。Larryさん曰く、「いやあ、あの日は僕の人生で1番幸せな日だったよ。いい勉強になった。人を一瞬の振る舞いだけで判断してはいけないとね!だって1000ケースなんてどんなに頑張ったって売れるもんじゃないよ。」
そんなLarryさんのお勧めのワインは、Bismark Ranchブドウ園産のZinfandel。通称「Love Wine」(Hanna Wineryが持つラインナップでも最も高いUS$51ドル)。アメリカ製、フランス製、そしてハンガリー製の樫の樽へと移し変え、ろ過もしない。「このWineを飲んだら誰でもラブラブな気分になってしまうんだよ。僕自身、これを飲みながらガールフレンドにプロポースしたんだよ。答え?もちろんイエスさ。」と、満面の笑みでおのろけをしてくれたLarryさんは年末に結婚するらしい(注:記事は2004年10月のもの)。「ラブワイン」の威力を証明した形である。

商品の詳しい説明とお買い求めはこちらからどうぞ♪↓
と思ったら、また売り切れですよ!!
なんで、私が紹介するものは全て売り切れなのでしょうか?(笑)
このSauvignon Blancは、ワイン&スピリッツ誌最新号(8月号)の「年間トップ10ソーヴィニヨン・ブラン」特集の第3位ですって。へえ〜!!
あー、またHannaに行きたくなってきた〜。

「My Chardonnay!といえばここです!」
ワイナリー: Hanna Winery & Vineyards
URL:http://www.hannawinery.com/
訪問日: 2004年10月
(1) ワイナリーの歴史

Hanna(ハナ)Wineryは、Dr. Elians Hanna, M.D.によって1985年に設立されたWinery。ハナ医師は世界的にも有名な現役の心臓外科医。サンフランシスコ在住。The Elias S. Hanna Cardiovascular基金の会長。
ハナ医師はシリアで生まれ、ブドウやオリーブといったものを栽培していた小さな農村で幼少期を過ごす。やがて異国の地にて農業を展開したいという希望を持ち、1950年代(60年代?)に渡米、市民権を得る為自ら志願兵として2度従軍している。ハナ医師が1970年代にRussian River Valleyに12エーカーの土地を購入してからWineryへの道が始まる。尚、Dr. Hannaが社長引退後ワイナリーの経営を担っているのは長女のChristine Hanna(2004年11月現在社長)。
Hanna WineryのSignature Wineは、Cabernet SauvignonとMerlot。Cabernetに使用されるブドウは、マヤカマス山脈の頂上にあるBismark Ranchブドウ園にて栽培されている。そこは石灰の土壌でできた標高1,400〜2,600フィートという高度。勾配の急な斜面に植えられ、厳しい環境で育てられたブドウの皮は厚く、また枝も伸びず(注:栄養が分散しないように通常は年に2-3回枝切りをする)、通常のブドウと比べて小さめ。代わりに美味しさをブドウに凝縮できるとのこと。
さて、2004年においてWine & Spirits誌は3,740種ものアメリカ産新Release Wineのブラインド・テイスティングを実施した。優れたWineには「American Wineries of the Year」の称号が与えられ、「2004年版・Wine Buyers' Guide」なるものに掲載される。Hanna Wineryは単一畑ワインとしてTop 9社の一つに選ばれた実力を持つ。
(2) Tasting

Tasting RoomはSonoma Countryに2つある。Alexander ValleyとSanta Rosaである。写真はAlexander Valleyのものであり、地中海風デザイン。門をくぐり、車で1分ほど緩い上り坂を登ったところにある。Tastingは無料。上記に記載されているWineは一通り試飲可能。10人いると一杯になってしまうという比較的小さめのTasting Counterは、訪れた人との交流を大切にしたい、という思いからなのかもしれない。
「2003 Sauvignon Blanc」(US$17ドル)は3年連続で「Best White Wine, Sonoma County Harvest Fair」を受賞中。CabrenetもMerlotもどれも美味しいが筆者の心を奪ったのは「2002 Chardonnay」(US$20ドル)。新しいFrench Oak素材が60%使用された樽で、100%樽発酵させたもの。単一畑。「とてもバランスのとれたクリーミーな味」とあり、試飲したとたんにハナ・ワイナリー産Chardonnayの大ファンになってしまった。Healdsburgnにお立ち寄りの際は、Hanna WineryはMustであり、特にChardonnayは文句なしでお勧め。是非一度お試しあれ。
(3) Hanna WineryのCulture

前述したが、Hanna Wineryは非常にアットホームな雰囲気で来客をもてなす。Tastingの案内をして下さったLarryさん(50代前半?)はHanna Wineryで働いて6年。
Wineの知識が豊富で、またとても話上手。この日は筆者もオープンと同時に朝10時から
スタートしたが、Larryさんの話と人柄に引き込まれ、1時間半も滞在することになった。

東京出身という話で盛り上がると、Larryさんがあるエピソードを紹介してくれた。Larryさんが一人で接客をしていたある日、観光バスがのりつけ、22人日本人がやってきた。しかも全員スーツにネクタイという姿。Larryさんはこの人数を一人で接客するのかと思い、困ったそう。22人が全員Tasting Roomに入ると、3人が前に出てきて、22人全員で試飲したいと言った。「グラスをずらっと22個並べとにかく注ぎまくったね」とLarryさん。途中、カタコトの外国語が聞き取れた。「オイシイ」。でもLarryさんには何を言っているのかさっぱり分からない。Chardonnayの試飲では、皆一様に「トテモオイシイ」と話しているのが聴こえてくる、。最後まで試飲が終わると、その3人の代表らしき日本人が歩みより、「サンキュー」と一言告げて、22人全員ともバスで帰ってしまった。「22人を1人で対応して、数種類も試飲させたのに、誰一人としてワインを1本も購入しなかったんだよ、1本もだよ?!」
そして話は続く。その事件から1週間後、ある3人の日本人が今度はレンタカーに乗ってやってきた。Larryさんはその3人の顔をもちろん覚えていた。例の1本も購入をしなかった22人の代表である。3人はLarryさんに名刺を差し出して言った。「先日は試飲させて頂きありがとうございました。前回は1本も購入しませんでしたが、今日はHanna WineryからChardonnayを1,000ケース購入したく参りました。また、弊社と供給契約を結んで頂きたい思っております」と。
後で判明したのだが、例の22名は日本の有名な航空会社の方々で、ファーストクラスでサーブできるWineを探しに、SonomaのWinery巡りをしていたという。色々なWineryを巡り、やはりHanna WineryのChardonnayが最終的にも「トテモオイシイ!」となり、1,000ケース購入どころか、供給契約も結ぶことになったとの事。Larryさん曰く、「いやあ、あの日は僕の人生で1番幸せな日だったよ。いい勉強になった。人を一瞬の振る舞いだけで判断してはいけないとね!だって1000ケースなんてどんなに頑張ったって売れるもんじゃないよ。」
そんなLarryさんのお勧めのワインは、Bismark Ranchブドウ園産のZinfandel。通称「Love Wine」(Hanna Wineryが持つラインナップでも最も高いUS$51ドル)。アメリカ製、フランス製、そしてハンガリー製の樫の樽へと移し変え、ろ過もしない。「このWineを飲んだら誰でもラブラブな気分になってしまうんだよ。僕自身、これを飲みながらガールフレンドにプロポースしたんだよ。答え?もちろんイエスさ。」と、満面の笑みでおのろけをしてくれたLarryさんは年末に結婚するらしい(注:記事は2004年10月のもの)。「ラブワイン」の威力を証明した形である。

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と思ったら、また売り切れですよ!!
なんで、私が紹介するものは全て売り切れなのでしょうか?(笑)
このSauvignon Blancは、ワイン&スピリッツ誌最新号(8月号)の「年間トップ10ソーヴィニヨン・ブラン」特集の第3位ですって。へえ〜!!
あー、またHannaに行きたくなってきた〜。

2006/10/05 12:46|Winery/Healdsburg| Comment:(8)|Trackback:(0) |▲Top

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